立春りっしゅん
2月3日~2月17日
春のはじまり。旧暦では、立春から新年がはじまります。

立春の養生
- 立春という季節
- 特に、春は冬の間に蓄えたエネルギーを解き放ち、新しいことに挑戦する季節です。
何事もはじまりが肝心ですので、心も身体も充実させ、気持ちよくスタートしたいものです。
しかし、エネルギーが充実しないと、ストレスをためこみ、不安を感じやすくなります。ちょっとしたストレスや不安を放置してしまうと、体調をくずしてしまいます。
そのため、ささいなストレスや不安を感じたら、放置せずに、心身ともにケアをすることが大切です。
- 立春の養生
- 立春は目の病気になりやすい時期なので、ストレスなどで目のまわりが痙攣(けいれん)を起こすこともあります。疲れ目、目やに、目の充血などの目の症状は、生活リズムが乱れているサインでもあります。規則正しい生活を送るなど、生活のリズムを整えることが大切です。
また、立春はまだ寒い日が多く、筋肉がこわばったり、こむらがえりが起こったり、むくんだりします。そのため、身体が冷えている時は、お風呂やカイロなどで身体を温め、ストレッチやマッサージで筋肉全体をこまめにほぐすことが大切です。
お風呂上りに5~10分ほど、「今日は上半身」「翌日は腰回り」「翌々日は下半身」のように、身体の各筋肉をほぐす習慣を身につけることもおすすめです。
立春のツボ

天枢
てんすう
てんすう

- ツボの位置
- おへそに人さし指をおき、指幅3本そろえてくすり指があたっているところが天枢(てんすう:ST25)です。
季節のサイン
季節の移り変わりを知らせるさまざまな変化。自然界からのサイン。

梅

ふきのとう

さやえんどう

めじろ
季節の養生とは
私たちは、一年一年、めぐりくる季節の変化に身体をかさね合わせ、年輪のように歳を重ねていきます。季節に応じた生活、季節にあわせた暮らしを心がけることこそ、健康づくり、人生を豊かにする第一歩なのです。
年々、気候の変動が激しさを増しています。だからこそ、今の季節をゆったり味わう感性を持ちたいものです。古くから受け継がれてきた知恵を、今をしなやかに生きるための養生として、ぜひ生活にいかしてお楽しみください。
年々、気候の変動が激しさを増しています。だからこそ、今の季節をゆったり味わう感性を持ちたいものです。古くから受け継がれてきた知恵を、今をしなやかに生きるための養生として、ぜひ生活にいかしてお楽しみください。

監修
伊藤 和憲 先生
鍼灸学博士
明治国際医療大学 鍼灸学部
鍼灸学科 教授
専門は「痛み」。NHKの健康番組などに出演。著書『今日からはじめる養生学』はじめ、痛みに関する専門書多数執筆。
明治国際医療大学 鍼灸学部
鍼灸学科 教授
専門は「痛み」。NHKの健康番組などに出演。著書『今日からはじめる養生学』はじめ、痛みに関する専門書多数執筆。
二十四節気
春
夏
秋