大暑たいしょ
7月22日~8月6日
一年で最も暑い時期です。
真夏日や熱帯夜など、気温の高さにまつわる話題が多くなります。
大暑の養生
- 大暑という季節
- 浴衣や風鈴など、夏を涼やかにする風物詩を取り入れつつ、楽しみながら、暑さ対策に心がけましょう。
この時期に疲れがたまると、お腹の調子をくずしやすくなります。
栄養の吸収に関わるお腹の調子が良くないと、体を回復させる物質が足りなくなり、さらに疲労が蓄積するという悪循環におちいることにもなります。
暑いからと言って食事をおろそかにせず、消化の良い食べ物でお腹の調子を整え、エネルギーを吸収して疲労を回復しましょう。
- 大暑の養生
- 夏バテでご飯が食べられなかったり、お腹をこわしたりするなど、消化不良を起こしやすいでしょう。
食べ物を消化吸収することで栄養を吸収して、生命活動を維持していますのでお腹の調子を整えておくことが大切です。お腹の調子が低下すると疲労回復ができないだけでなく、気分をコントロールしてくれる脳内物質も合成することができなくなります。
そのため、お腹の調子を整え、身体も気分も整えましょう。
お腹のコンディショニングにとって大切なのは、腸内フローラの調整です。
腸内フローラには、ビフィズス菌や乳酸菌、納豆菌など発酵食品に多く含まれています。納豆や乳製品(ヨーグルト、チーズなど)、麹類(味噌、醤油、みりん、日本酒など)をバランス良く摂取してみてはいかがでしょうか。
大暑のツボ

足三里
あしさんり
あしさんり

- ツボの位置
- ひざのお皿のすぐ下、外側のくぼみに人さし指をおき、指幅4本そろえて小指があたっているところが足三里(あしさんり:ST36)です。
季節のサイン
季節の移り変わりを知らせるさまざまな変化。自然界からのサイン。
季節の養生とは
私たちは、一年一年、めぐりくる季節の変化に身体をかさね合わせ、年輪のように歳を重ねていきます。季節に応じた生活、季節にあわせた暮らしを心がけることこそ、健康づくり、人生を豊かにする第一歩なのです。
年々、気候の変動が激しさを増しています。だからこそ、今の季節をゆったり味わう感性を持ちたいものです。古くから受け継がれてきた知恵を、今をしなやかに生きるための養生として、ぜひ生活にいかしてお楽しみください。
年々、気候の変動が激しさを増しています。だからこそ、今の季節をゆったり味わう感性を持ちたいものです。古くから受け継がれてきた知恵を、今をしなやかに生きるための養生として、ぜひ生活にいかしてお楽しみください。

監修
伊藤 和憲 先生
鍼灸学博士
明治国際医療大学 鍼灸学部
鍼灸学科 教授
専門は「痛み」。NHKの健康番組などに出演。著書『今日からはじめる養生学』はじめ、痛みに関する専門書多数執筆。
明治国際医療大学 鍼灸学部
鍼灸学科 教授
専門は「痛み」。NHKの健康番組などに出演。著書『今日からはじめる養生学』はじめ、痛みに関する専門書多数執筆。
二十四節気
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