食欲アップゆで豚~薬膳サムジャン

食欲がない・大暑

食欲アップゆで豚~薬膳サムジャン
作り方
食欲アップゆで豚~薬膳サムジャン

豚かたまり肉を鍋に入れ、ゆで汁の材料と豚かたまり肉が隠れるぐらいのたっぷりの水を加えて火にかける。
沸騰したら、アクをとって弱火で30分ほど煮て、そのまま冷ます。

薬膳サムジャンを作る。にんにく、しょうがをおろし、梅干しは種を取って、包丁でたたきなめらかにし、長ねぎはみじん切りにする。

フライパンに豆板醤、②のにんにく、しょうが、ごま油、梅干しを加えて火にかけ、弱火でしんなりするまで練りながら火を通す。
冷めたら、はちみつ、すりごま、②の長ねぎ、みそを加えて混ぜ合わせる。

白ねぎをせん切りにする。

①のゆで豚を適当な大きさにスライスし、サニーレタス、大葉、白ねぎとともに盛り付ける。

食べるときは、サニーレタスに大葉、ゆで豚、白ねぎ、③の薬膳サムジャンをのせ、巻いて食べる。

*薬膳サムジャンは、密閉ビンで冷蔵で1ヶ月ほど保存できので、多めに作っておくと便利。

材料 4人分

豚かたまり肉…500g
ゆで汁
長ねぎ(青いところ)…1本分
たまねぎ…1/2個
しょうがの皮…適量
みそ…大さじ1
…小さじ1
…大さじ3
にんにく…ひとかけ分

薬膳サムジャン

豆板醤(とうばんじゃん)…小さじ1
にんにく…ひとかけ分
しょうが…ひとかけ分
ごま油…大さじ1
梅干し…2個
はちみつ…大さじ2
すりごま…小さじ2
長ねぎ…10センチ分
みそ…大さじ5

サニーレタス…5~6枚
大葉…10枚
白ねぎ…1本分

柱となる食材
たまねぎ
古くから薬用野菜として用いられてきたたまねぎは、胃腸の働きをよくして、体内に溜った水分を排出してくれます。
また、血行をよくする働きがあるので、胃腸にも血液がとどき活発にしてくれます。
しょうが
胃を元気にさせると言われているしょうが。
血流の循環をよくすることでカラダを温めます。
辛味と香りの成分は、胃液の分泌をよくして消化を助ける働きや、内臓の働きを活発化し体調を整えてくれます。
梅干し
「医者いらず」と言われる梅干し。
酸味が消化器官を刺激し、胃液の分泌が盛んになり、食欲がわき消化吸収を進めてくれます。
また、腸の働きを整えるので、下痢や便秘の改善にも効果を発揮してくれます。
大葉
特有の香りは気を巡らせ胃腸の働きを高めます。
香り成分である「ペリルアルデヒド」が胃液の分泌を促し、胃腸の働きを回復してくれるので食欲増進効果も期待できます。
みそ
伝統発酵食品のみそは、カラダを温め、代謝をアップさせる働きがあります。
また、植物性乳酸菌が豊富に含まれているので、消化を助け整腸作用もあるので、ウイルス対策、便秘解消などの効果もあります。
監修
監修
漢方薬膳研究家
阪口珠未(さかぐち すみ)
株式会社漢方キッチン代表。国立北京中医薬大学提携 日本中医学院講師。日本薬科大学講師
文科省国費留学生として、北京中医薬大学に中医学を学び、同大付属病院にて、臨床、サッポロビール合資ホテル「天橋賓館」薬膳レストラン「時珍苑」で料理を学ぶ。
帰国後、漢方薬店にて漢方カウンセリングと薬膳喫茶の経営に関わる。
「おいしく、カラダとココロをリリースする」をテーマに、1999年株式会社漢方キッチン設立。
東京恵比寿にて薬膳スクールと薬店を主宰。清代の西太后をはじめとした宮廷薬膳を研究。企業や自治体でコンサルティング実績も多い。
著書に「西太后のアンチエイジングレシピ」「老いない体をつくる中国医学入門」「新版毎日使える薬膳&漢方の食材事典」「薬膳ひとり鍋」など多数。
キャンピングカーでの旅と旅先での料理、アウトドアが趣味。
http://kanpokitchen.com

株式会社漢方キッチン代表。国立北京中医薬大学提携 日本中医学院講師。日本薬科大学講師
文科省国費留学生として、北京中医薬大学に中医学を学び、同大付属病院にて、臨床、サッポロビール合資ホテル「天橋賓館」薬膳レストラン「時珍苑」で料理を学ぶ。
帰国後、漢方薬店にて漢方カウンセリングと薬膳喫茶の経営に関わる。
「おいしく、カラダとココロをリリースする」をテーマに、1999年株式会社漢方キッチン設立。
東京恵比寿にて薬膳スクールと薬店を主宰。清代の西太后をはじめとした宮廷薬膳を研究。企業や自治体でコンサルティング実績も多い。
著書に「西太后のアンチエイジングレシピ」「老いない体をつくる中国医学入門」「新版毎日使える薬膳&漢方の食材事典」「薬膳ひとり鍋」など多数。
キャンピングカーでの旅と旅先での料理、アウトドアが趣味。
http://kanpokitchen.com