季節の養生

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季節の養生

啓蟄

啓蟄けいちつ

3月5日~3月19日

冬ごもりをしていた虫が、春の気配を感じて土の中から出てくる時期です。

啓蟄の養生

啓蟄という季節
啓蟄は桃の花が咲きはじめ、一雨ごとに暖かくなり、春へと近づいていきます。
この時期は「三寒四温(さんかんしおん)」とも言われ、暖かい天候と寒い天候が交互に訪れるため、体温調整がとても難しい時期です。
体温調整は自律神経が行っているため、自律神経の働きが低下している人は、体調を崩しやすくなります。
さらに、自律神経機能は免疫機能と密接に関わっているため、アレルギー、特に花粉症が悪化しやすい時期でもあります。自律神経を整え、体調管理を心がけましょう。
啓蟄の養生
啓蟄で大切なことは、心を落ち着かせることです。
不安が強くなると、心臓がドキドキして呼吸が乱れます。
これは自律神経の働きによるもので、心臓や呼吸の乱れが手足の冷え、便秘、生理不順など、自律神経に関連するさまざまな症状を引き起こします。

自律神経を整える一つの方法として「爪揉み」をおすすめします。
手足の各指の爪の生え際を心地よい程度に、5~10回ほどリズムよく揉んでいきましょう。
なお、手の薬指は、交感神経を活性化させやすいと言われているため、薬指以外の指を揉むことが効果的です。定期的に「爪揉み」を行うことで、自律神経を整えましょう。

啓蟄のツボ

太衝
たいしょう
ツボの位置
足の甲の親指と人さし指の骨が交わるところから、やや指先よりのへこみが太衝(たいしょう:LR3)です。

季節のサイン

季節の移り変わりを知らせるさまざまな変化。自然界からのサイン。

桃の開花
わらび
かたばみ
さわら
さより

季節の養生とは

私たちは、一年一年、めぐりくる季節の変化に身体をかさね合わせ、年輪のように歳を重ねていきます。季節に応じた生活、季節にあわせた暮らしを心がけることこそ、健康づくり、人生を豊かにする第一歩なのです。
年々、気候の変動が激しさを増しています。だからこそ、今の季節をゆったり味わう感性を持ちたいものです。古くから受け継がれてきた知恵を、今をしなやかに生きるための養生として、ぜひ生活にいかしてお楽しみください。
監修

伊藤 和憲いとう かずのり 先生

鍼灸学博士
明治国際医療大学 鍼灸学部
鍼灸学科 教授

専門は「痛み」。NHKの健康番組などに出演。著書『今日からはじめる養生学』はじめ、痛みに関する専門書多数執筆。

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