ツボ二十四節気

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季節の養生

立春

立春

立春

りっしゅん
2/4~2/18
立春
二十四節気とは
太陽の動きとともに一年を春夏秋冬に分け、それぞれの季節をさらに6等分したのが二十四節気です。暦は月の満ち欠けをもとにした太陰暦や、地球が太陽の周りを回る周期をもとにした太陽暦がありますが、いずれも季節の移り変りとの間にずれが生じます。暦とは別に、農作業や生活の節目を知るために、一年を二十四に分けたのが「二十四節気」です。
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立春の養生

立春は旧暦の新年。気温は低くても空気には春の気配も。
小さなみどりも芽吹きはじめ、ヒトのカラダも季節の変化を敏感に感じとって変化しはじめています。
この時期、意外に多いのが「便秘」。腸の水分不足、冷え、運動不足などの原因と並んで ストレスが原因の便秘も増えています。

腸は第2の脳ともいわれ、独自にぜん動運動をおこす神経組織を持っています。
ぜん動運動で便が直腸に届くと脳に連絡が届き、脳が排便の指令を出します。
このように腸は脳と深く結びついているため、脳がストレスを感じると腸の働きも低下するのです。
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寒いとトイレが近くなりますが、皮膚から熱が逃げることを防いで体温を上げるため。冬は腎臓の働きを高めて、体温調節をしています。現代生活では、冬でも暖房によって室温が一定に保たれ、皮膚の緊張がゆるむ一方、乾燥がすすみ皮膚から水分が逃げていきます。

カラダ全体の水分量が減れば、便に含まれる水分量も減ります。また、冬のあいだは、カラダを動かすことも減り、股関節や腹筋、背筋、内臓を支えるインナーマッスルなどの運動不足により、腸への刺激が低下して便秘になりやすいのです。

立春を迎える頃は、寒暖の差が大きく、皮膚が緊張したりゆるんだりを繰返します。
これは、皮膚を流れる血液量が増えたり、減ったりを繰返すため。この季節、血圧の変動が大きくなり、自律神経のバランスがくずれやすいのも便秘の原因です。

便秘には、まず腸の働きを高めてカラダへの水分吸収を促すことが大切。
腸の入口であるおへそのわき、「天枢(てんすう)」のツボでお腹をあたため、便秘を解消しましょう。
立春のツボ
便秘に
天枢
天枢
てんすう
便秘に
ツボの位置
おへそに人さし指をおき、指幅3本そろえてくすり指があたっているところが天枢(てんすう)です。
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