ツボ二十四節気

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季節の養生

立夏

立夏

立夏

りっか
5/5〜5/19
立夏
二十四節気とは
太陽の動きとともに一年を春夏秋冬に分け、それぞれの季節をさらに6等分したのが二十四節気です。暦は月の満ち欠けをもとにした太陰暦や、地球が太陽の周りを回る周期をもとにした太陽暦がありますが、いずれも季節の移り変りとの間にずれが生じます。暦とは別に、農作業や生活の節目を知るために、一年を二十四に分けたのが「二十四節気」です。

夏の訪れを知らせるウツギの花が咲きはじめ季節は「立夏」に、

ウツギは旧暦の卯月に咲くところから、卯の花とも。

明るい光の中、緑したたる青葉若葉の上を渡ってくる

初夏の風の爽やかさは匂うが如く

古くから「風薫る」「薫風」と呼ばれてきたのです。

庭のローズマリーが小さな花をつけはじめています。

ローズマリーの花はそのままお湯に浮かべて、ハーブティーに

花の方が葉より優しい香りがいかにも初夏のイメージです。

そして摘み取ったローズマリーはさっと湯を通して陰干しにして

いつでも使えるように乾燥ローズマリーにします。

あふれんばかりの光にどんどん成長する植物たちの元気な姿に

花の手入れやハーブづくりなど多忙な中にも楽しい発見もあり、

うれしい季節です。

目ざめのローズマリーのモーニングティーで

さあ、今日も一日元気で。

薬膳レシピ

立夏の養生

五月は環境が大きく変る人がどっと増える季節です。
入学、入社、異動など新しい環境で新しい人間関係など、緊張の毎日がつづくうちに迎えた大型連休で緊張の糸が切れ連休が終る頃になると、なんとなくカラダや心の不調がつづく症状が五月病。

医学的には適応障害などと診断されます。
四月新しい環境にはりきり期待とやる気で臨んだにもかかわらず、現実とのギャップに悩まされるなんてよくあることですが、そう割りきれない人も決して少なくはないのです。
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「病は気から」とは、よく耳にする言葉です。
東洋医学では心身一如と言って、ココロの問題とカラダの問題は互いに影響し合うものと考えています。
ココロの状態には「喜ぶ」「怒る」「憂う」「思う」「悲しむ」「驚く」「恐れる」の7つの感情があります。
この7つの感情のうち1つが目立って強くあらわれたり、長期間続いたりするとココロやカラダを病む原因となります。

四月から五月にかけては、一年の中で気候だけでなく生活環境の面でも大きく変化する季節。また、冬のあいだ内にためていたものを外へ発散する季節です。
入学、入社、異動など社会的環境の変化があると、不慣れで思うようにできなかったり、まわりに気を使い過ぎたりでかえって感情のコントロールができなくなり、怒りっぽくなる傾向があります。
気を使うことも、怒ることもエネルギー(元気)を浪費して疲れのもとになります。精神的ストレスの原因がなくならない限り、カラダを休めても疲れは取れません。

エネルギーの浪費によって元気そのものがなくなり、悩み、思い過ぎるようになって「気をふさぐ」のが五月病です。

まずはエネルギー(元気)を補い、感情のコントロールを取り戻すために「関元(かんげん)」のツボがおすすめです。
立夏のツボ
五月病に
関元
関元
かんげん
五月病に
ツボの位置
指幅4本をそろえて人さし指をおへそにおき、小指があたっているところが関元(かんげん)です。
おうちで薬膳立夏におすすめ