二十四節気 小雪(しょうせつ)のツボ 冬風邪|せんねん灸健康づくりオンライン

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小雪

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しょうせつ
11/22~12/6
小雪
二十四節気とは
太陽の動きとともに一年を春夏秋冬に分け、それぞれの季節をさらに6等分したのが二十四節気です。暦は月の満ち欠けをもとにした太陰暦や、地球が太陽の周りを回る周期をもとにした太陽暦がありますが、いずれも季節の移り変りとの間にずれが生じます。暦とは別に、農作業や生活の節目を知るために、一年を二十四に分けたのが「二十四節気」です。
薬膳レシピ

小雪の養生

ヒトのカラダは気温が10℃を下まわると免疫力が低下してきます。寒さがつのり空気が乾燥してくると風邪の季節です。

風邪は「引く」といいますが、古代中国では、風は大気の動きであるとともにヒトのカラダにも影響を与えるものとしてきました。
風邪とは吹く風が運んでくる邪気をカラダが引き込むというところから風邪は「引く」という言葉が生まれたのです。
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カラダの内側と外側の境界となっているのは皮膚・粘膜です。東洋医学では皮膚・粘膜はおもに呼吸器の働きによってコントロールされていると考えます。

皮膚・粘膜には、外から体内への影響を防ぐため、次のようなバリア機能があります。
(1)保湿・・・水分の損失を防ぎ、乾燥から身を守る
(2)サンスクリーン・・・紫外線から身を守る
(3)免疫・・・病原菌、有害物質など様々な異物の侵入から身を守る
(4)体温調節・・・毛穴の開閉により寒暑から身を守る
(5)センサー・・・外部環境の状況変化を把握して身を守る

冬は気温が下がり、乾燥によって皮膚・粘膜のバリア機能が低下します。
冬になり「ひび割れ」「あかぎれ」「かゆみ」など、皮膚・粘膜のトラブルが起こりやすくなるのはこのためです。

小雪の節気は、秋から冬モードに気候が変わる節目。
体調も不安定になりがちで、バリア機能とあわせて呼吸機能も低下傾向に。
外部からの異物が侵入しやすく、ウイルスが粘膜から感染して炎症を起こすため、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、たん、発熱といった風邪症状が起こりやすくなります。

冬の風邪対策は、カラダの熱をつくる働きを高めること、皮膚・粘膜のバリア機能を高めることです。
カラダの熱をつくる働きを高める主なツボは「太渓(たいけい)」
皮膚・粘膜のバリア機能を高める主なツボは「魚際」です。
小雪のツボ
冬風邪に
魚際
魚際
ぎょさい
冬風邪に
ツボの位置
親指を軽く曲げて親指のはらのシワの中でいちばんへこんでいるところが魚際(ぎょさい)です。
おうちで薬膳小雪におすすめ