二十四節気 大雪(たいせつ)のツボ 腰の痛み|

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大雪

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たいせつ
12/7~12/21
大雪
二十四節気とは
太陽の動きとともに一年を春夏秋冬に分け、それぞれの季節をさらに6等分したのが二十四節気です。暦は月の満ち欠けをもとにした太陰暦や、地球が太陽の周りを回る周期をもとにした太陽暦がありますが、いずれも季節の移り変りとの間にずれが生じます。暦とは別に、農作業や生活の節目を知るために、一年を二十四に分けたのが「二十四節気」です。
薬膳レシピ

大雪の養生

冷え込みとともに、無意識のうちにカラダをギュッと固めていることが多くなっています。
日本人の4人に1人が訴えるという「腰の痛み」。腰はその字のとおりカラダの要(かなめ)。上半身と下半身を分ける要所であり、カラダ全体の姿勢バランスを調整しています。

腹筋や背筋の筋力が低下すると、カラダの深い層にあるインナーマッスルが過剰に緊張して姿勢を保とうとします。
このような筋力のアンバランスは、骨盤の動きにも影響して無理な姿勢が続き、腰が痛みやすくなります。
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動物の中にあって、ヒトのいちばんの特徴は二足歩行です。
横から見ると、四つ足動物の背骨は骨盤から頭へかけてアーチ状の単純な構造ですが、ヒトの背骨はS字状(骨盤から腰は前弯→腰から肩は後弯→肩から頭は前弯)という複雑な構造になっています。

ヒトの背骨にとって、バランスよい姿勢とは直立した状態です。
しかしヒトは常に前屈の姿勢をとることが多く、その姿勢が続くと腰は後弯しようとするため筋肉のバランスがくずれ、つねに無理な負荷が腰にかかります。
つまり「腰の痛み」はヒトの構造にとって宿命的な痛みであると言っても過言ではありません。

また、背骨を支える筋肉は内臓も支えています。内臓の好不調も「腰の痛み」に影響します。例えば、食べ過ぎが重なって胃腸の働きが低下すると、胃もたれだけでなく、背中や腰の張りや重だるさとなってきます。
便秘など慢性的な胃腸の不調が、腰痛の原因となることもあるのです。
腰の位置にある内臓としては腎臓や泌尿器、生殖器なども同様です。

冬は寒さで背中が丸くなり、ついつい前屈みになる季節。意識的に股関節の曲げ伸ばしをして、前屈み姿勢が固まらないよう注意しましょう。

前屈み姿勢を伸ばすツボの一つ、「然谷」です。
大雪のツボ
腰の痛みに
然谷
然谷
ねんこく
腰の痛みに
ツボの位置
内くるぶしのななめ前にある骨のでっぱりのやや、かかとよりのところが然谷(ねんこく)です。
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