二十四節気 大寒 (だいかん)のツボ こむらがり|

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大寒

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だいかん
1/20~2/3
大寒
二十四節気とは
太陽の動きとともに一年を春夏秋冬に分け、それぞれの季節をさらに6等分したのが二十四節気です。暦は月の満ち欠けをもとにした太陰暦や、地球が太陽の周りを回る周期をもとにした太陽暦がありますが、いずれも季節の移り変りとの間にずれが生じます。暦とは別に、農作業や生活の節目を知るために、一年を二十四に分けたのが「二十四節気」です。
薬膳レシピ

大寒の養生

サッカーやラグビーの試合の終盤で足がつる選手をよく見かけますが、足がつる、いわゆる「こむらがえり」はこうした激しいスポーツのように筋肉を酷使することでおこる場合と、何もしないでもおこる、例えば夜寝ている間におこり、痛みで目がさめる「こむらがえり」もあります。

「こむらがえり」のこむら(腓)とは、ふくらはぎのこと。ふくらはぎの筋肉が緊張して縮んだ状態を無意識に伸ばそうとする力が働くと激しい痛みを生むのが「こむらがえり」。

今の季節、寒さによる冷えで血のめぐりが低下しておこる「こむらがえり」を訴える人が多いのです。
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東洋医学ではカラダにおこる症状を内臓の働きと関連づけてとらえ、「こむらがえり」は「肝(かん)」の働きが不調であるとおこりやすくなります。「肝」の働きは、血液を貯える機能と、カラダ全体に送る血液量をコントロールする機能です。

筋肉に流れる血液量を少なくしたり、多くしたりすることで筋肉の曲げ伸ばしができ、「肝」の働きが好不調が筋肉に反映されます。
「肝」の働きの不調から血のめぐりが低下するとカラダは冷えますが、なかでも足の冷えは血液の流れをさまたげるため筋肉が縮んだ状態がつづき「こむらがえり」を引きおこすのです。

「こむらがえり」が慢性の運動不足になりがちな高齢者に多いのも、妊娠後期になり体重増加や大きなお腹で下肢の血管が圧迫されて血のめぐりが悪化するためおこりやすい「こむらがえり」をみても血のめぐりに原因があることがわかります。

「こむらがえり」のあの痛み対策には、ふくらはぎのツボ「承山」へのケアが予防にもなり、おすすめです。

「肝」の働きは、自分の感情を抑えなければならない状況や、睡眠不足が続くと調子をくずします。ストレスがたまらないよう、適度な息抜きを心がけましょう。
大寒のツボ
こむらがえりに
承山
承山
しょうざん
こむらがえりに
ツボの位置
つま先立ちをしてアキレス腱をふくらはぎの方へなで上げていくと、へこみがあります。そこが承山(しょうざん)です。
おうちで薬膳大寒におすすめ