二十四節気 芒種(ぼうしゅ)のツボ 下痢|

ツボ二十四節気

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芒種

芒種

芒種

ぼうしゅ
6/5~6/20
芒種
二十四節気とは
太陽の動きとともに一年を春夏秋冬に分け、それぞれの季節をさらに6等分したのが二十四節気です。暦は月の満ち欠けをもとにした太陰暦や、地球が太陽の周りを回る周期をもとにした太陽暦がありますが、いずれも季節の移り変りとの間にずれが生じます。暦とは別に、農作業や生活の節目を知るために、一年を二十四に分けたのが「二十四節気」です。

芒種の芒とはノギとも呼ばれ、イネ科の植物の穂先のトゲのこと。

芒種とは田植えの時季を知らせています。

例年より早い梅雨入りで、「どくだみ」の白い花が雨にぬれています。

こんな日は梅仕事の日、今日は梅シロップづくりです。

梅シロップの梅は青梅が多いのですが、少し色づきはじめた梅をシロップにすると、甘い香りでまろやかな味になります。

梅シロップのコツは、ビンも梅も徹底的に水気を拭きとること。

ビンに氷砂糖と梅を交互に入れて密封します。

一日に数回ビンをくるくる回してシロップがまんべんなくまわるように。

氷砂糖が溶けシロップが上がってきたら、一週間ほどで楽しめます。

薬膳レシピ

芒種の養生

梅雨の季節となりムシ暑い日がつづくと、消化不良や下痢など胃腸のトラブルが起きることがあります。
かつて、夏のトラブルといえば食あたりが多かったのですが、最近よくみられる原因は、エアコンや、冷たい飲みもの、食べものによる冷えです。

一年の中で、もっともカラダの冷えが深刻になるのが夏。
夏の冷えによって下痢を訴える人が増えてくるのです。
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最近、気候がカラダに与える影響による体調不良を「気象病」と呼ぶようになりました。
ジメジメと湿度が高い梅雨の季節を迎えると、私たちのカラダもこの自然界の影響をうけてカラダの中に湿気がたまりやすくなります。

東洋医学では風邪と書いて「ふうじゃ」と言います。風邪(ふうじゃ)が原因となって「風邪(かぜ)をひく」のです。
カラダの中にたまった湿気によって体調不良が起こると、その原因は「湿邪(しつじゃ)」によるもの。

この時期、おこりやすい湿邪による症状は「カラダが重だるい」「疲れやすい」「眠くなりやすい」「関節や筋肉の痛みが出やすい」「頭が重くなる」などがあります。
梅雨の頃の下痢も、この湿邪によって胃腸の働きが低下し、食べものがうまく消化吸収できなくなった結果なのです。

下痢は体力を消耗し、体力低下によって胃腸で十分な消化吸収ができなくなり、さらに体力低下を引きおこします。
夏へ向かうこれからの季節、気温と湿度上昇による熱中症予防のためにも、胃腸機能の回復は欠かせません。

下痢、および湿邪による諸症状と胃腸機能回復には、「足三里(あしさんり:ST36)」のツボがおすすめです。
芒種のツボ
下痢に
足三里
足三里
あしさんり
下痢に
ツボの位置
ひざのお皿のすぐ下、外側のくぼみに人さし指をおき、指幅4本そろえて小指があたっているところが足三里(あしさんり:ST36)です。
おうちで薬膳芒種におすすめ