二十四節気 処暑(しょしょ)のツボ 秋の肌あれ|

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処暑

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しょしょ
8/22~9/6
処暑
二十四節気とは
太陽の動きとともに一年を春夏秋冬に分け、それぞれの季節をさらに6等分したのが二十四節気です。暦は月の満ち欠けをもとにした太陰暦や、地球が太陽の周りを回る周期をもとにした太陽暦がありますが、いずれも季節の移り変りとの間にずれが生じます。暦とは別に、農作業や生活の節目を知るために、一年を二十四に分けたのが「二十四節気」です。

きびしい暑さも朝夕から涼しくなってきました。

二十四節気は「処暑」暑さもおさまる時期ということ。季節はようやく夏から秋へ

ヒトのカラダも夏の間、汗をどんどんかいて体温調節をしてきたカラダから、秋仕様へと変わりはじめています。

こうしたカラダの変化をスムーズにしてくれるのがハーブティー

なかでもおすすめはあざやかなルビー色とさわやかな香りのハイビスカスティーです。

ハイビスカスティーとは、赤色のあざやかな花のハイビスカスとは違って、同じアオイ科フヨウ属の植物の「ローゼル」の花が散ったあと、おおきくなったガクがその原料なのです。

「ローゼル」の学名には「Hibiscus」の文字も入っていて、ハイビスカスティーの赤色は酸味で赤くなるアントシアニンという成分。

ハイビスカスティーはクエン酸などの植物酸を多く含み、又ビタミン、鉄、カリウムなどのミネラル、さらに水溶性食物繊維など栄養豊富。

はちみつを加えるとよりおいしくいただけます。

かのクレオパトラも愛飲していたと伝えられるハイビスカスティーは夏から秋へのカラダの変化をスムーズにサポートしてくれる、とっておきのハーブティーなのです。

薬膳レシピ

処暑の養生

秋の肌あれは夏の置きみやげ。
夏は湿度が高く、汗腺が開いて汗をかくため気づかなかった肌あれが、秋の訪れとともに目立ってきます。
血のめぐりをよくし、夏のダメージ肌に栄養と水分をたっぷり届けて肌の健康をとりもどしましょう。
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皮膚は毛穴を開閉して体温調節をする働き、紫外線や病原菌など体外から受けるストレスから身を守るバリアとしての働き、皮脂を分泌して皮膚の乾燥を防いだり、細菌の繁殖を防いだりする働きなどがあります。
生物の進化をさかのぼると呼吸はもともと皮膚で行なわれていました。

その皮膚が呼吸のために高度に機能化したものが、鼻、のど、気管、気管支、肺といった呼吸器といわれています。
呼吸器が正常に働くために適度な湿り気が必要なように、肌も潤いが欠かせません。

空気の乾燥はいちばんの敵。
肌あれは、美容のトラブルだけではなく、体温調節、バリア、保湿といった機能低下のサインであり、また、呼吸器のトラブルをあらわすサインでもあるのです。

処暑の時期、すでに冷たく乾燥した西風が吹きはじめています。
日中、暑さが残るからといって、クーラーや冷たい飲みもの、食べものなど夏の生活をひきずると、カラダの乾燥と冷えが進み、肌あれがいっそう目立つようになります。

夏から秋への変化とともに、生活を秋仕様へ切り替えていくことが、肌あれに早く対処する秘訣なのです。

処暑のツボ 秋の肌あれに「曲池」がおすすめです。
処暑のツボ
秋の肌あれに
曲池
曲池
きょくち
秋の肌あれに
ツボの位置
親指を上にして腕を前に出し、ヒジを曲げてできる曲がりジワの先端が曲池(きょくち)です。
おうちで薬膳処暑におすすめ