二十四節気 立秋 (りっしゅう)のツボ 季節の変わり目におこるめまい|

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立秋

立秋
二十四節気とは
太陽の動きとともに一年を春夏秋冬に分け、それぞれの季節をさらに6等分したのが二十四節気です。暦は月の満ち欠けをもとにした太陰暦や、地球が太陽の周りを回る周期をもとにした太陽暦がありますが、いずれも季節の移り変りとの間にずれが生じます。暦とは別に、農作業や生活の節目を知るために、一年を二十四に分けたのが「二十四節気」です。

「立つ」とは始まるの意味。

「立秋」は今日から秋が始まるということですが、現実は一年で最も暑い時期です。

しかし、立秋ときくと朝の光にも空の色にも秋の気配が読みとれるようになってきます。

秋のイチジクが旬を迎えています。

「不老長寿の果物」の呼び声もあるイチジクはシリア ギリシャが原産地。

旧約聖書の創世期にあるアダムとイブが身につけていたのもイチジクの葉でもある通り、紀元前にはもう栽培が始まっていたのです。

イチジクは漢字で書くと「無花果」字の通り花が見えない果実ですが、割ると中にぎっしりつまっているやわらかなプツプツしているのが花なのです。

このイチジク、今ではドライフルーツのほうがなじみがあるようですが、生のイチジクもとても栄養豊富。

ペクチン、カルシウム、鉄分、ミネラルなどを多く含まれています。

善玉菌のエサとなる水溶性繊維ペクチンは胃腸の働きをととのえてくれます。

また、イチジクに含まれる植物性エストロゲンは女性ホルモンの働きを補うことができるところから、イチジグは女性のためのスーパーフードと今、注目を集めているのです。

薬膳レシピ

立秋の養生

「めまい」はカラダの平衡感覚をうけもつ器官からの、異変の知らせです。
突然おこった「めまい」は必ず病院での診察が必要です。

しかし、病院で「異常ありません」といわれてもおこる診断される「めまい」も多いのです。
東洋医学で「めまい」は、気のめぐりをコントロールする働きが体内環境やまわりの環境季節の変化にうまく対応順応していないと「めまい」が起こると考えますためにおこるとしています。
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「めまい」は「眩暈」と書きますが、眩とは目がくらむこと。暈とは頭がふらふらすることをさします。
「めまい」はこの2つの症状が一緒におこることから、この字があてられているのです。

東洋医学では、体調不良の原因を内臓の働きの異常と関連づけてみます。
「めまいは肝(かん)に属す」という言葉があります。
肝(かん)とは、全身をめぐる血液を蓄える働きや、内臓、器官が正常に働くために気のめぐりをコントロールすることです。
現代医学では血液の製造や、再生をする役割、自律神経と言われている働きです。

「痰無くしてめまい起こらず」という言葉があります。
胃腸の働きが低下して、腸から吸収されるべき水が滞ることによって、水あまりである痰(たん)が生じて「めまい」がおこります。

「めまい」の大きな要因の1つに「耳」があげられます。
「腎は耳に開竅(かいきょう)する」という言葉があります。
腎(じん)とは人の生殖、成長、加齢をコントロールする働き、現代医学でいう腎臓など泌尿器としての働きがあります。
腎の働きが低下すると平衡感覚をコントロールする「耳」の機能が低下し、「めまい」だけでなく耳鳴り、難聴といった症状もあらわれます。

東洋医学では「めまい」カラダ全体にあらわれる変調のサインとして、「気・血・水」のめぐりをととのえることを第一にしています。
立秋のツボ
季節の変り目におこるめまいに
中渚
中渚
ちゅうしょ
季節の変り目におこるめまいに
ツボの位置
手をにぎった時、小指と薬指の関節にできるくぼみが中渚(ちゅうしょ:TE3)です。
おうちで薬膳立秋におすすめ